親子で楽しみながら防犯シミュレーション<その3>
セコムの舟生です。親子で楽しみながら防犯シミュレーション<その1>、<その2>とお届けしてきましたが、今回はその第3回です。
ここでは、子供にひとりでお使いを頼んでみます。この場合行き先としては、初めてのところではとまどってしまうだけなので、普段から親と一緒に買い物などに行っている場所を選びましょう。そして、後ろからそっと子供の行動を観察しながらついて行きます。<その1>の時と同様に、不審者と間違われて通報されないように気をつけましょうね(笑)。
きちんと歩道を歩いているか、フラフラとふざけながら歩いていないか、知らない人と不用意に話をしていないか、近所の人に出会ったらあいさつができているかなど、チェックすることはたくさんあります。また、それまでに他の防犯シミュレーションを行っているなら、その“学習”がきちんと実践できているかも確認します。
そして子供が帰ってきたら、観察結果と照らし合わせながら報告を聞きましょう。子供はフラフラ歩いていても、近所の人へのあいさつを忘れていても「ちゃんとできたよ!」と言うかもしれません。でも、決して叱らないでください。観察結果と子供からの報告には、差があるはずです。その差が今後、子供の防犯を考えていくうえで大切なのです。できなかったことは、また教えればいいのですから、まずはひとりでお使いに行けたことを褒めてあげてください。
子供の防犯に取り組むうえでは、親が知識を教えるだけでは不十分です。子供が自ら考え、応用力をつけていくことが肝心なのです。防犯シミュレーションを何回も繰り返し丁寧に行うことにより、自らの身を守る力や防犯意識は自然と身に付いていきます。
そうそう、お使いを観察するときには、くれぐれも子供に気付かれないように注意してくださいね。
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