もしも、留守番のときに電話がなったら…
セコムの舟生です。
みなさんのご家庭では、お子さんにお留守番をさせることはありますか? 子供の成長につれ、子供だけでお留守番をさせる機会もでてくることかと思います。
子供に留守番をさせるということには、さまざまな危険があります。
これまでもいろいろな場面でお話してきたことですが、留守番の方法についても、「これをやっておけば絶対安心!」という方法はありません。留守番中に起こるかもしれない、いろいろなことを想定して「こういう場合は、どうする」という約束事を子供の年齢や状況に合わせ、家族で話し合って決めておくことが大切です。
今回は、子供だけで留守番中に、電話がなったらどう対応させるか?という話をします。
■留守番中の電話対応の仕方を決め、確認をする
ある程度対応ができる年齢の子供であれば、子供だけで留守番をしていることが相手に知られないように、「お母さんは、今、手が離せないので、あとで電話をかけなおすそうです。名前と電話番号を教えてください」といった対応で、“家に大人がいるかもしれない”“一人きりではない”と相手に思わせる工夫をするとよいでしょう。
「お母さんは(お父さんは)ちょっと出かけていますが、すぐに帰ってくるので、後でかけてください」と、“すぐに戻ってくる”ことを、相手に伝えるというのも一つの方法です。
さらに、留守番中に電話があった場合には、お母さん(お父さん)の携帯電話に知らせる約束をしておいて、「なるべく早く帰るね」「お母さん(お父さん)のほうから、すぐに相手に電話するから大丈夫よ」と、すぐにフォローをしてあげると、留守番をしているお子さんも安心です。
上記のような対応ができればよいのですが、まだお子さんが小さい場合には、実際には上手く対応することは難しいのが現実です。そのため、「留守番中には、電話には一切出ない」というルールを決めているご家庭も多いかと思います。この場合、犯罪者が“留守かどうか確認するため”電話をかけてきたとしたら、電話に出ないことで“留守”だと思われてしまい、子供が危険にさらされることも考えられます。きちんと対応することができない子供には、留守番をさせないことが一番なのですが、どうしても仕方が無い場合は、万が一でも不審者が家に侵入することができないように、家の防犯対策をしっかりとして、なるべく早く帰宅するようにしましょう。
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【 確認しよう! 留守番の基本 】□ 家のカギは、外から見えるように持ち歩かない。
□ 家に入る前に、周囲に変な人がいないかチェック!
□ 誰もいなくても大きな声で「ただいま!」と言って、家に入る。
□ 家に入ったらすぐにカギをかける
□ 玄関のドアは絶対に開けない
□ 留守番中に電話が鳴ったら、おうちの人との約束を思い出して。
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大切なのは、その場その場で子供なりに考えてきちんと対応できるよう、シミュレーションをしておくことです。実際に留守番をしてみて、親子で決めたような電話対応がうまくできないこともあるでしょう。そうしたときには、お子さんを叱るのではなく、「どうしてうまくいかなかったのか」「次はどうすればいいのか」を親子で確認して次につなげていくことで、子供の自己防衛力は高まっていきます。
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