子供だけで遊びにいくときの注意ポイント
セコムの舟生です。
まもなく夏至ですね。日中の時間が最も長くなります。みなさんのご家庭では、お子さんの帰宅時間を決めていますか? なかなか暗くならないこの時期、子供の帰宅が遅くなりがちです。夏休みに向けて、いま一度“おうちの約束事”を親子で確認してみましょう。
「まだお子さんが小さいので、そんな心配はない」という方もいると思います。しかし、お子さんが小さい頃から≪我が家のルール≫を決めておくことは、子育てをしていくうえで必要なことです。「セコムのブログにこんな話題があったけど、我が家ではどうする?」と、ご夫婦やご家族で話題にしてみるのもいいですね。
さて今回は、お子さんが「子供たちだけで遊びに行きたい!」と言い出したときの注意ポイントについて考えてみましょう。
「友達とプリクラをしに行きたい」「ゲームセンターに行きたい」「クラスの友達とハンバーガーを食べに行きたい」など、小学生でも高学年になると、子供たちだけでいろいろな場所に出かけたがるようになります。これは子供の成長の証でもあるのですが、親としてはちょっと不安ですね。
では具体的に、子供たちだけで遊びに出かける際には、どういった不安があるのか確認してみましょう。
・お友達とはぐれてしまったら…
・お財布を落としてしまったら…
・繁華街やゲームセンターで、怖い人に狙われるかもしれない…
・犯罪に巻き込まれるかもしれない…
不良行為で補導された青少年たちのほとんどが、はじめは軽い気持ちから飲酒や喫煙などを行っています。この“軽い気持ち”が問題なのです。子供たちだけで繁華街に出かけ、うかれた気分になったとき、このような行為に“軽い気持ち”で足を踏み入れてしまう危険性があるのです。
子供たちだけでのお出かけは、ちょっとした遠足気分。気分も自然と高揚します。また、繁華街は子供たちにとって、楽しくて魅力的な世界に見えるでしょう。
まずは、お子さんの話をよく聞き、それから「私は心配だ」という気持ちを、言葉で子供に伝えてみましょう。そうすると子供は「自分を心配してくれているんだ」と実感することができます。
「行っていい」「わが家ではダメ」という判断は、最終的には各家庭の≪我が家のルール≫で決めること。他の子がそうだからと言われても、我が家の判断基準で考えて、しっかりお子さんと話し合いましょう。また「プリクラがOKだから、ゲームセンターもOK」と、なしくずし的に何でもOKになってしまうのは避けるべきです。
子供たちだけで出かける場合の危険性について、子供に説明をしたうえで、お互いの妥協点を見つけます。そして、親子で決めた≪我が家のルール≫を必ず守るように約束することが大切です。
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