“子供の防犯” お役立ち情報リスト -セコムと話そう「子供の防犯」ブログ-
セコムの舟生です。
5月も半ばを過ぎました。子供たちも新しいクラスにすっかり慣れた頃でしょう。お子さんは元気に登校をしていますか? 4月の慌ただしさが一段落したところで、そろそろ子供の防犯について、いま一度、親子で確認しておきたいものですね。
今回は、子供の防犯などについて情報を提供しているホームページをピックアップしてご紹介します。
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■子どもの危険回避研究所
ホームページには、「生活習慣危険度チェック」などもあり、周囲に潜む日常生活の危険箇所をチェックすることができます。
「生活習慣危険度チェック」には大人用と子供用がありますが、小学校の低学年以下のお子さんには、少々難しい質問事項もあるかもしれません。ご両親などがお子さんに「こういったことは、どう思う?」と質問事項について説明をしてあげれば、親子で一緒に日常生活の危険箇所をチェックできていいですね。
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■小宮信夫の犯罪社会学の部屋
「地域安全マップ スケジュール/歴史」のページでは、子供たちと安全マップをつくったレポートが紹介されています。
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■警視庁 子どもを犯罪から守るために 防犯チェックポイント4つの“よい子の約束”など、子供に必ず守らせるべき約束などが書かれています。
“よい子の約束”とは、
(1)知らない人についていかない
(2)ひとりで遊ばない
(3)外に出掛けるときは、おうちの人に「だれとどこで遊ぶか」「何時に帰るか」を伝えてからでかける
(4)連れていかれそうになったら大声で「たすけてー!」と叫ぶ
です。
この4つの約束を子供に繰り返し教えることが大切だそうです。
そのほかにも犯罪事例と防犯対策など、子供を犯罪から守るためのポイントがイラストでわかりやすく紹介されています。
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■警視庁 ドキドキまあちゃんゲーム子供自身が、主人公・まあちゃんになって、近所のお店に買い物に出かけるゲームです。その途中で、まあちゃんをいろいろな誘惑や怪しい人たちが待ち受けます。
・お友達に近所のゲームセンターに誘われたら?
・優しそうなお兄さんに「ネコがいなくなったから、一緒に探して」と頼まれたら?
・道路にお財布が落ちていたら?
・怪しい人が後ろからついてきたら?
…など。
子供自身がゲームをしながら、自分の周囲にも起こり得る危険に対する防犯対策が学べます。
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■Benesse 教育情報サイト「子どもの安全特集」子供の安全をどのようにして守っていくのかをテーマに、「子どもの安全特集」を企画。子供の防犯における第一人者である小宮信夫先生や、横矢真理氏の講演会を動画で紹介するなど、保護者に向けた具体的なノウハウを提供しています。
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■子供の安全と防犯対策を考える親の広場
ホームページのほかにもメールマガジン「今そこにある危機!子供を守る!防犯の心得7か条」の発行もおこなっています。
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■アサヒ・コム 「子どもを守る」特集“子どもを守る”ことに主眼をおいて、ニュースをピックアップしています。どこでどのような事件が起きているのかを知ることは、“子供の防犯”において重要なことです。
過度に不安を覚えるよりも、身のまわりに起きている危険を知り、事前に備えておきましょう。また万一、危険に遭遇したときには、どのように対処するのかを子供にしっかりと教え、防犯シミュレーションなどを通じて練習しておくことが大切です。
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■子供の安全ネットワーク・ジャパン
親は、防犯だけでなく不慮の事故から子供を守っていかなくてはなりません。そのためには、さまざまな情報を知ることが重要なのです。
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これから夏に向けて薄着になる季節は、子供たちが痴漢や変質者の目にとまらないか、とくに心配になりますね。防犯を考える上では、身のまわりに潜む危険を知ることがとても大切です。また、子供たちに適切な情報を伝えることが、子供が自らの身を守る力を高めることにつながります。危険に対する事前の備えと、万一のときの対策をしっかりと考えてあげたいものです。
※各ホームページの内容については、それぞれの法人・個人の責任において管理・運営されているものですので、ご自身の責任においてご利用ください。
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「子どもを取り巻く犯罪」-トラックバック
『原因論から機会論へ』 最近子どもに対しての犯罪が増加し、学校や家庭で一見 過剰とも思われる対策が講じられています。 登下校の親同伴を義務付け、それが親の精神的・肉体的 ストレスとなるという新たな社会問題を生んでいます。 今までは、犯罪に対して犯罪者を作らないためにという 観点で、犯罪者が犯罪に至った原因を究明しようとし 原因と思われる精神的な異常を刑罰や教育で改善しよう としてきました。 しかし、現実は凶悪犯罪が増加し本当にこれでいいのかと 思ってしまいます。 話は変わって当自治会 自治会会員の方からは、ホームページに子どもの写真を 掲示することは犯罪を引き起こすとの指摘を頂きました。 写真くらいで、と思う方も多いかと思いますが 犯罪者に犯罪の機会を与えるメディアからの情報について よく考えた方が良いかもしれません。 そういった犯罪に対して『原因追求』から『犯罪機会論』への 発想の転換で捉えた書が 犯罪は「この場所」で起こる(小宮信夫 光文社新書) です。 帯には 凶悪犯罪から子供を守る最新理論 大反響 (『世界一受けたい授業』で紹介) とあり カバー裏には 門が閉まっていれば入らなかった。 −大阪小学校内児童殺傷事件の公判で加害者はこう述べたという。 と書かれており、見ただけでドキッとしました。 マンションだけで無く子供を持つ親の共通の悩みに対しての 提言書である同書を私見とともに紹介させて頂きたいと 思います。 第1章 機会なければ犯罪なし では犯罪機会論の 基本概念についてまとめています。 まず、現実認識からですが日本の犯罪発生率は世界の他の 国々と比べて圧倒的に低いというのは認識として正しいのですが 現状維持若しくは減少していると思っている人がいれば それは間違いで、1999年〜2001年までで60%増加しているそうです。 これは、日本社会の欧米化という構造変化に対し 対策は以前と変わらなかったことが原因かと思います。 同書では、以前の日本は集団志向性が低犯罪率を支えて来たと 説明しています。 最近の日本人は、家族・学校・会社・町内会という集団に義務や 責任を負うことを嫌い、集団からの自由を重視しているような 気がします。 実は、この所属集団に対する強烈な義務感が日本の低犯罪率を 支えて来たとも言っています。 昔の家族…家から