“友達の家”を知っていますか?~セコムと話そう「子供の防犯」ブログ~
セコムの舟生です。
先日レポートした横矢真理さんとの対談でも話題になったのですが、子供の防犯にとって、すぐに完璧な効果を発揮するような特効薬はありません。常に危険の存在を認識し、いざというときに備えていることが大切です。
今回は、親が日頃から心がけておくべき点をいくつかご紹介したいと思います。
ポイント1: 子供の外出先を確認する
子供が外出する際には、「どこで」「誰と」「何をして」「何時に帰ってくるのか」を確認しておきましょう。そのためには、子供の友人関係や、よく行く遊び場などを把握しておくことが必要です。
もし留守のときに子供が外出するような際も、メモを残しておくように習慣づけてください。
そして子供が帰宅したら「何か変だなと思ったことはなかった?」「いつもと違うことはあった?」などと聞いて、一日の出来事を話し合いましょう。親子で何でも話し合える状況をつくっておくことが、子供の防犯にはとても大切です。
もし子供が「へんな人がいた」とか「知らない人に声をかけられた」など、“いつもとは違うこと”を口にしたら、迷わず学校や警察に相談しましょう。
局番なしの“#9110”は、警察庁の相談窓口につながる電話番号ですので、少しでも子供の様子から異変を感じたのなら、相談することをおすすめします。
ポイント2: 友達の家の連絡先を把握しておく
2005年4月に「個人情報保護法」が施行されて以来、社会全体が個人情報の取り扱いに過敏になりすぎていると言われています。その一例がクラスの連絡網です。
あなたの子供が通う学校では、連絡網を配っているでしょうか?
最近では、連絡網をつくらない学校が増えているということです。これは子供の防犯を考える上においては、大きな問題です。
仮に「友達の家に遊びに行く」と言って出て行った子供が、約束した時間に帰ってこないとしましょう。連絡網がなければ、その友達の家に連絡することができず、まだその家で遊んでいるのか、それとも帰り道で何かの事件に巻き込まれてしまっているのかを確かめることもできません。これでは、いざというときに対応できないばかりか、不安だけが募ります。また連絡先を知らなければ、親同士のつながりも希薄になりがちです。
必要に応じて、学校に働きかけて連絡網をつくってもらうか、少なくとも仲の良い友達の家の連絡先は必ず把握しておきましょう。
ポイント3: 状況に応じた対策の練習をする
「親子で楽しみながら防犯シミュレーション」は試してみていただけたでしょうか?
これも一回ですぐに力がつくというものではありませんので、いろいろとパターンを変えてトライしてみてください。
このシミュレーションをすることで、子供が「怖い」と思って萎縮しまう場合もあるかと思います。でも「怖い」と感じられることは、自分の身を守る力をつける第一歩なのです。
ですからその場合には、「もしここで変な人に声をかけられたら、このおうちに行けばたすけてくれるよ」、「クルマがすぐ横に止まったら、両手を広げた以上はなれようね」、「なにか嫌だなと感じることがあったら、すぐここに連絡してね」など、できるだけ具体的な例をあげながら練習してみてください。
子供が「危険を感じた時」にどう行動すればいいかを知ることで、「怖さ」は徐々に解消され、「身を守る力」がついていくはずです。
焦らずじっくり取り組んでみてください。
今回ご紹介した3つのポイント以外にも、親が日頃から気をつけておく点は、本当にたくさんあります。このブログでは、なるべくたくさんのポイントをご紹介したいと思っていますので、「もっとこんな話を聞きたい」など、ご要望がありましたら、ぜひ“送信フォーム”からお寄せください。
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