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親子で探検! 通学路マップをつくろう -セコムと話そう「子供の防犯」ブログ-

セコムの舟生です。

いよいよ、新学期のスタートですね。今日もしくは明日が子供さんの入学式という方もいらっしゃるのではないでしょうか?

新しい生活に向けて、希望に胸を躍らせる子供たちを見ていると、親としてもとてもワクワクします。これから、子供たちがどのような成長を見せてくれるのか、想像しただけで楽しみですよね。

さて、今回は「親子で探検! 通学路マップをつくろう」と題して、子供たちが歩く、通学路の注意点についてご紹介したいと思います。

親子で楽しみながら防犯シミュレーション<その2>でも、「安全マップ」について触れたのですが、今回はもう少し詳しくご説明します。

子供の注意ポイントポイントは、親子で一緒に歩くことです。探検気分で楽しみながら取り組んでください。マップそのものを完成させること以上に、“危険な場所”や“安全な場所”を体で覚えることが重要です。


まず、市販の地図を用意しましょう。自宅を中心に拡大コピーしておくと使いやすいですよ。人数分用意しておきましょう。

歩きながら、“危険な場所”と“安全な場所”を、その地図に書き込んでいきます。
同時にデジカメ等で写真を撮っておくと、さらに後のマップづくりに活かすことができますね。
主な“危険な場所”とは、次のようなところです。


1)人通りが少ない通り
犯罪者は、「周囲の目」を最も嫌がります。人通りの少ない道は犯罪者に狙われる確率が高くなります。また街灯のない通り、林の中を抜けるなど薄暗い通りも危険です。

2)高い塀のある通り
高い塀に両側を挟まれている通りは、周囲から子供が見えにくくなります。また逃げ道のない、狭い一本道にも気をつけましょう。

3)駐車場の中
駐車場は死角が多く、犯罪者が隠れやすい場所です。
犯罪者は、「入りやすく、見えにくい」ところに潜んでいることが多くあります。

4)樹木が多く、外から見えにくい公園
樹木が多ければ、公園の外から中が見えにくくなります。このように、「入りやすく、見えにくい」ところには注意が必要です。

5)管理の行き届いていない公園
トイレが汚いとか、ゴミ箱の管理が悪いなど、周囲から関心の向けられていない公園は、人の目が行き届いていないということになるので、注意が必要です。

6)歩道にガードレールのない通り
歩道にガードレールがないと、車に連れ込まれる危険性も高くなります。

7)車の往来が激しい通り
通学路を確認する際は、防犯という視点だけではなく、安全に歩くことができるかどうかを確認することも大切です。

8)工事現場のある通り
工事現場があれば、大きな作業用車も通ります。また建設用の足場や機材は、非常に危険なので絶対にさわってはいけません。転落の危険などもあるので、工事現場には近づかないようにしましょう。


“危険な場所”と一緒に“安全な場所”も記入しましょう。
たとえば、

1)交番
2)子供110番の家
3)コンビニ
4)友人の家
5)商店街などの人通りの多い通り
6)街灯が整備されている通り


などがあげられます。

地図に“危険な場所”と“安全な場所”を書き込んだら、家に戻って、オリジナルのマップをつくりましょう。

歩いて見てきたことを思い出しながら、どんどん書き込んでください。また、気づいたことなどを横にメモしておきます。

通学路も昼と夜、平日と休日では環境が異なります。パターンをいくつかつくり、パターンごと、どこにどんな危険があるのか、万一危険に遭遇したらどうすればいいのか、子供と一緒にシミュレーションしておくことも重要です。
また、“通学路マップ”は定期的に更新していくこともお忘れなく。

子供を狙った犯罪は、“人(犯罪者)”と“場所(危険な場所)”と“対象(子供)”がそろうと起きると言われています。

残念なことに、犯罪者や危険な場所をすべて排除することは、なかなかできません。特に“人”から子供を遠ざけるのは難しいことです。


では、どうしたらいいのか? そうです! 子供を“危険な場所”に近づけないようにするのです。


“通学路マップ”づくりは、子供が自ら考え、危険を回避していく力を付けるのに役立ちます。ぜひ、親子で取り組んでみてください。


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投稿者:引越ラボ(Hikkoshi Laboratory)   2006年04月08日12時35分

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