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“子供の防犯”を考える座談会<その1>~おばけのスー誕生秘話~

セコムの舟生です。

今回から3回にわたって、親子で学ぶ防犯絵本「白いおばけのスー」の著者であるHILOKOさんと駒草出版の原田さん、「セコム株式会社 子を持つ親の安全委員会」のメンバーである、甘利氏(IS研究所セキュリティコンサルティンググループ)、沖氏(広報室)、横山氏(セコムショップ立川)との座談会をレポートします。私もメンバーの一員ですが、今回は聞き役に徹しました。

子供の防犯を考える座談会

「白いおばけのスー」は、著者であるHILOKOさんと、駒草出版、監修に携わった「セコム株式会社 子を持つ親の安全委員会」によって制作された、“親子で学ぶ防犯絵本”です。
ドジで気が弱くて、決して“ヒーロー”タイプではないけれど、幅広い年齢層から愛されている“白いおばけのスー”。

第1回の今回は、ユニークなキャラクター“スー”が誕生するまでの、制作秘話などを振り返ってもらいました。

********************************

おばけのスー舟生:「白いおばけのスー」のご自宅での評判はどうですか?

:うちは、男の子と女の子の両方がいますけど、結構、男の子も興味を持っていますよ。 “スー”というキャラクターは、男の子にも女の子にも、親しまれるキャラクターではないでしょうか。

横山:たしかに“スー”は、性別に関係なく親しまれる雰囲気を持っていますよね。

甘利:今の話で思い出したんですけど、最初のころにHILOKOさんが描かれていたイラストって、すごく“女の子向け”という感じでしたよね。少女マンガ風というか…。HILOKOさんの絵って、いい絵なんですよ。癒し系と言うんでしょうか。でも、男の子には読んでもらえるのかなって、ちょっと思いましたね。制作会議でも、「このイラストで、本当に男の子にアピールできるのか?」というのが、話題になりましたよね。正直、どのようなキャラクターになるか、心配していたのですが、実際に出来上がってきたイラストが、まったく違う感じに仕上がっていて、とても驚いたという記憶があります。

原田さん:最初はね、登場人物も女の子3人でしたよね。

HILOKOさん:そうです。ももちゃん、ゆいちゃん、みきちゃんみたいな感じでしたね。

原田さん:登場人物が女の子3人だと、男の子は読まないだろうと、HILOKOさんとも話していたんです。

HILOKOさん:そこで「男の子も描こうか」みたいな感じになって。

舟生: “スー”のイメージはどんなところから出てきたのですか?

原田さん:それがですね、HILOKOさんとふたりで食事をしていたとき、HILOKOさんが突然「私、帰ります」と言って、ぼぉーっと席を立って帰ってしまったんです。どうしたんだろう? という感じでしたが、あのとき、ひらめきがあったんですよね?

おばけのスーHILOKOさん:ご飯を食べていて、急に思いついたわけではないですよ(笑)。実は、保育士時代のことを思い出していたんです。子供たちは白くて、まるくて、ふわふわしたものが好きなんだよね~、どうせ描くならみんなが喜んでくれるようなキャラクターを描けたらいいなぁーと。あのころの子供たちを思い描きながら、“スー”を描きました。

甘利:あの絵を見たとき、「これだったら、読んでもらえる!」という直感がありましたよ。

舟生:絵本のなかで、性犯罪についてふれている場面がありますね。

甘利:ももこちゃんやけんたくんが痴漢に遭う場面ですよね。性犯罪については、「どこまで掲載するか」という点で、かなり議論しましたね。

横山:犬を連れたおじさんが女の子のスカートに手を入れようとする、ちょっと過激なシーンでもありますし…。

:いろいろと議論を重ねた結果、「実際に起きている問題は、正しく認識してもらおう」ということになったんです。

横山:スカートの中に手を入れられるという痴漢行為を、言葉だけで子供に説明するのは、親として、なかなか難しいことだ思います。でも、絵本でしたら、読みながら「こんな変な人もいるから、注意してね!」と親子で話すきっかけになりますよね。

甘利:児童書で、今まで “わいせつ行為”というのは、あまり取り上げられていないんです。非常に難しい問題ですし。「白いおばけのスー」は、そういう意味で、直球勝負。難しい問題を避けずに、きちんと提示して、「こういう問題が存在するんですよ」と事実を掲載することにしました。とはいえ、あまり生々しくなり過ぎないように配慮するなど、その加減が難しいところでした。

子供の防犯を考える座談会原田さん:痴漢をするキャラクターを“いかにも悪い人”に描いてもいけないなと考えていました。現実では“普通の人”に見えても、 “変な人”である可能性だってあるわけですから。

舟生:HILOKOさんも痴漢のキャラクターを描くのに、その点は苦労されたのではないですか?

HILOKOさん:そうですね。いかにもな悪人面ではないんだけど、いやらしそうな感じで…(笑)。

舟生:絵本の制作に入る前に、子供の防犯について、しっかりとした知識を持つ必要があるということで、学習会もありましたね。

HILOKOさん:暑い時季でしたよねー。

甘利:HILOKOさんと原田さんにセコムの研究所に来ていただき、私が講師になって防犯とセキュリティに関する講義をしたんです。大学や企業で講義する内容をベースにした、非常に中身の濃いものでした。防犯をテーマとする絵本を制作するにあたり、きちんとした知識が必要だということで、おこなったんですよね。

舟生:振り返ってみると、いろいろな試行錯誤をしてきましたね。

甘利:「白いおばけのスー」を読むことで、防犯のすべてが身に付くわけではないけれど、親子で話し合うきっかけに役立ってくれればと、本当に思っています。

原田さん:「白いおばけのスー」には、保護者用の別冊が付いています。絵本を読んでいて、お子さんに「お母さん、これって、どういうこと?」と質問を受けたとき、「これは、こういうことなのよ」と自信を持って回答できるよう、制作をしました。いわば、保護者の“アンチョコ”。ぜひ、親子での防犯学習に役立ててもらいたい…そんな願いがいっぱい込められているんです。

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今回は、ここまでです。この続きは次回レポートいたします。お楽しみに。


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