子供がインターネットを利用する際の注意点
セコムの舟生です。
今回は、“子供がインターネットを利用する際の注意点”についてご紹介したいと思います。
総務省がまとめた「平成17年通信利用動向調査」によると、平成17年末時点で過去1年間にインターネットを利用した人は推計8,529万人に達し、人口普及率も66.8%となっています。また、世代別の利用率をみると、6歳~12歳の利用率も65.9%に達しています。約3人に2人がインターネットを利用する時代です。子供がインターネットを利用する際、親はどのようなことに気を付ける必要があるでしょうか?
◆まずは“ネチケット”について親子で話し合ってみましょう
みなさんは“ネチケット”という言葉をご存じですか? ネチケットとはインターネット上で守るべきエチケットのことです。まずはインターネットを使用する際のネチケットについて、親子でしっかりと話し合って理解を深めていき、インターネット利用によるトラブルに遭わないようにしたいものです。
インターネットには、年齢・性別を問わず世界中のさまざまな人がアクセスしています。日常生活でも、注意しなければならないことがあるように、インターネット上でも注意しなければならないことが、いくつもあります。インターネットの世界では、子供なのか大人なのかを判別することは、非常に難しいことです。ですから、たとえ子供であってもインターネットを利用するのであれば、一個人として責任ある行動が必要とされ、危険なことに対しては自ら警戒しなくてはいけません。インターネットの利用については「自己責任」「自己防衛」が大原則なのです。
警視庁では「ハイテク・キッズ」というサイトで、子供向けに「ネチケット」や「ハイテク犯罪に巻き込まれないために」など、インターネットを利用するにあたってのルールやマナーを掲載しています。
★警視庁ハイテク・キッズのサイトはこちら
◆フィルタリングソフトなどを付ける
インターネットでは、いろいろなことを簡単に検索することができます。実際に、宿題の調べ物にインターネットを利用するお子さんも増えてきていますね。実にさまざまな情報が発信されているインターネットの世界。とても便利な反面、そのなかには子供に好ましくない情報や映像、有害となり得る情報も数多く含まれています。容易に入手できるからこそ有害サイトなどへのアクセスが大変心配です。
「ゲームの情報を探していて、アダルトサイトを見てしまった…」なんてことは、決して珍しいことではありません。そこで、アクセスしてよい情報といけない情報の判別をおこなってくれるのが「フィルタリング」と呼ばれるソフトや、OSやブラウザソフトに含まれる「ペアレンタルコントロール」などと呼ばれる機能です。これらを利用すると、アダルトサイトや暴力的なページなど、子供には見せたくないページへのアクセスを遮断してくれます。
しかし、これらのソフトや機能を使えば万全かというと、決してそういうことではないようです。フィルタリングソフトなどを使っても、子供に見せたくない情報をブロックできないこともありますし、逆に子供に見せたい情報がブロックされてしまうようなケースもあります。
ますます生活のなかに入ってくるインターネットをどのように活用していくのか、まずは親子でよく話し合い、子供と一緒にルールを決めるようにしましょう。そして困ったことがあった場合には、自分ひとりで解決しようとしたり、隠したりせずに必ず保護者や学校の先生などの大人に相談するよう、きちんと指導することが大切ですね。
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