外出時に気をつける8つのポイント
セコムの舟生です。
夏休みも、ちょうど半分。海などのレジャーや旅行には、もう、出かけましたか? 旧盆を迎え「今週末から家族で帰省する」という方も多いことと思います。せっかくの夏休みということで、比較的長期間、家を留守にするお宅が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、夏休みの外出、とくに旅行の際に気をつけること、子供にもできる防犯のポイントを紹介したいと思います。
防犯の面から考えると、家が留守であることを不審者に知られないことが大切です。そこで、出かける前に心掛けたい8つの防犯対策を挙げてみました。子供に、防犯への関心を持ってもらうためにも、出かける前に、一緒に確認をしてみましょう。
【対策1】
□ 空いている窓はありませんか? カギかけの総チェック
基本的なことですが、外出時の注意ポイントは、何よりも、カギかけの総チェックを行うことです。玄関はもちろん、ベランダ、2階の窓も忘れずに。
つい、うっかり忘れてしまうのが、トイレなどの小さな窓。「えっ! こんな窓から!?」と、思うようなところからの侵入は、意外と多いのです。
【対策2】
□ 長期不在の場合は、新聞・郵便をとめる
郵便受けに郵便や新聞がたまっている。まさに、不在の証ですね。新聞販売店に連絡をして、配達をとめてもらいましょう。ただし、「留守にしますので…」と告げるのはちょっと心配ですね。「事情があって、お宅の新聞を少しの間ストップします」など、ぼかしておくことも必要です。あまり知られていないようですが、郵便物についても郵便局で「不在留置」(ふざいとめおき)という手続きをすることで留めておき、あとでまとめて取りに行くということができます。最長30日間の設定が可能です。
【対策3】
□ 昼間はカーテンを引いてでかけない
昼間からカーテンを引いて外出すると、夜まで留守にすると知らせているようなものです。夏場なら、レースのカーテンだけを引くにとどめておきましょう。
【対策4】
□ 洗濯物は取り込んでおく
夜まで帰ってこないときには、洗濯物を取り込んでから出かけましょう。不審者も捕まりたくないので、侵入する前には家をチェックします。夜間、洗濯物がベランダなどに干してあると、空き巣に狙われやすくなります。
【対策5】
□ ラジオをつけっぱなしにしておく
外出するときにラジオをつけておけば、家から音がしているということで、不審者も警戒します。ただし、音量は、耳をすませば聞こえる程度に。大音量だと、近所とのトラブルになりかねませんので、注意が必要です。
【対策6】
□ タイマーを使って、照明器具を点灯する
夜まで帰ってこないときなど、タイマーで玄関灯や部屋の明かりをつけるなどの工夫をしてみましょう。人がいるように思わせることがポイントです。同じように、テレビやラジオのタイマー機能を活用して、スイッチのON、OFFをさせるのも有効ですね。
【対策7】
□ 外から見える一部屋を、外出時に点灯させておく
タイマーなどがない場合には、外から目につく一部屋だけは明かりをつけておくというのも、一つの手です。
【対策8】
□ 隣近所でお互いに留守情報の管理を
留守にするときは隣近所に一声かけて行きましょう。留守中の不審者情報の共有や声かけは防犯に大いに有効ですが、「留守情報を勝手に他人に知らせない」という取り決めは忘れずにしておきましょう。
ここにあげた対策は日経BP社から今年6月に発行された 『セコムが教える 防犯プロのアドバイス』(編者:セコムIS研究所)でご紹介しています。ほかにも、さまざまな防犯に役立つ情報を満載していますので、ぜひ一度お手にとってご覧ください。
せっかくの夏休みです。防犯にも注意をはらって、楽しい思い出をたくさんつくってくださいね。
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