新学期の注意ポイント -セコムと話そう「子供の防犯」ブログ-
セコムの舟生です。
今年の夏休みは、いかがでしたか? お子さんといろいろなイベントに参加したり、一緒に何かに取り組んだりして、楽しい夏休みになったことと思います (^o^)/
その一方で、プールの吸水口で女児が死亡した事故や、シュレッダーによる幼児の指切断事故、海や川でも子供たちが被害に遭う事故などの報道が大きく取り上げられた夏休みでもありました。
報道された内容によると、プールでの吸排水口がらみの事故は非常に多いことがわかります。これらは明らかに管理する側の意識の低さによる人災であり、プールに限らず、公共施設の安全管理についてもう一度認識を正す必要があります。
シュレッダーの事故についても、子供が指を入れてケガをしてしまう事故は、過去にも何度も発生しています。以前、「経済産業省の子供の安全への取り組み」について、経済産業省の諸永さんにインタビューしたことがありましたが、「親が目を離したから起きてしまった不慮の事故」と片付けるのではなく、その原因を追究して、事故の起きない製品をつくっていくことが抜本的な事故防止につながるのです。今後、そういった姿勢が企業に求められていくことになります。
痛ましい水難事故も、残念なことに毎年必ず繰り返されています。風もなく穏やかな日であっても海では波が高かったり、沖へ向かう流れが発生していたりします。また、天気の良い日であっても、河川の上流では雨が降っていて増水したり、急に深くなっていたり、場所によって流れが速かったりすることもあるのです。一見大丈夫そうに思えても、危険は常に潜んでいるのだということをあらためて認識することが必要だと感じます。
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新学期が始まりましたが、しばらくは夏休み気分が抜けないかもしれませんね。この時期は、親も子供も気が緩みがちです。ついつい遅くまで遊んでしまったり、心が開放的になって繁華街や危険な場所へ近づいたりすることで、犯罪に巻き込まれる危険性がグッと高まります。塾の行き帰りにも、十分注意をしましょう。
9月はまだまだ、薄着で遊びに出かけることも多いでしょう。肌の露出が、痴漢などのわいせつ犯を刺激するといったことも考えられます。「夏休みの注意ポイント -防犯-」を参考に、夏休み明けの新学期をどのように過ごすか、親子で話し合ってみてはいかがでしょうか?
新学期に向けて、新しく買い揃えた子供の持ち物。他人から見える場所には子供の名前ではなく、親子で決めたマークを付けてあげるというのも、防犯には有効ですね。
また以前から何度かご紹介していますが「通学路マップ」の見直しが必要かもしれません。街は刻一刻と変化していきます。「通学路マップ」も季節や、街の移り変わりにあわせて改良していくといいでしょう。
さぁ、新学期。夏休みモードから切り替えて、新たな気持ちで周囲を見回し、もう一度身の回りの危険を確認して、安全に過ごしましょう。
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