冬休みの注意ポイント - セコムと話そう「子供の防犯」ブログ -
セコムの舟生です。
今年も残りあとわずかとなりました。来週の後半あたりから、冬休みに入る学校や幼稚園が多いようですね。夏休みに比べると冬休みは期間は短いのですが、冬だからこそ注意をしなければならないこともあります。
楽しく年末年始を過ごし、気持ちよく新学期を迎えられるように、冬休みの過ごし方について、注意したいポイントを解説します。冬休みだといっても、何か特別なことをするわけではありません。これまでにお話ししてきた注意ポイントをもう一度確認しておきましょう。
■気ぜわしい時期、街で声をかけられても絶対についていかない
年末は、一年の締めくくりとしてなにかと慌ただしい時期であるため、子供に対する注意が薄れがちです。また、クリスマスの買い物や年越しのイベントなど、華やいだ気分で混雑した場所に出かける機会も多くなります。そういった心の隙を犯罪者は見逃しません。お子様から目を離さないことはもちろん、街で道を尋ねられたり、車から呼び止められたりしても「絶対に知らない人にはついていってはいけない」ということを、親子で再確認しましょう。
■お年玉をもらっても、繁華街や危険な場所には近づかない
お正月、子供たちの楽しみのひとつは親や親戚から貰う“お年玉”ですね。みなさんのご家庭では、お年玉の使い道をきちんと話し合って決めていますか? 普段は手にすることができないような“大金”を持っていると、学校や家で「行ってはいけません」といわれている繁華街や裏通りなど、いわゆる“大人の世界”にも、好奇心がわいてきてつい行ってみたくなります。このような場所では、子供に対する注意が行き届かず、お金を持っている子供たちが狙われ、危険に巻き込まれる可能性も高くなります。そういった場所の危険性についても、もう一度お子さんとしっかり話しをして、お子さんが危険に近づかないようにしましょう。
■出かける前の“約束”を守るように、自覚を促す
子供には、まず出かける前に「だれと」「どこで」「何をして」遊び、「何時に帰ってくるか」を必ず親に告げていく習慣をつけることで、本人に自覚を持たせることが重要です。
子供は遊びに夢中になっていると、いくら寒くても、薄暗くなっても、時間を忘れて遊んでしまいがちです。冬は日が短く、午後5時頃にはすっかり暗くなってしまい、気がつくと一人では怖くて帰れないほど真っ暗になっていたりすることもあるようです。
暗い場所では、思わぬ事件や事故に巻き込まれる危険性が高くなります。遊びに夢中になってつい時間を忘れてしまいがちなお子さんには、携帯型のアラームを持たせるのもいいでしょう。GPSなどを用いた位置情報を知らせるシステムをお子さんに持たせておくと安心ですね。しかし大切な点は、あくまでも本人に自覚を持たせること。防犯グッズは、あくまでもサポート役と考えてください。
■火の危険性を確認する
寒くなると、ストーブなど火が身近にある機会が多くなります。ストーブなどの暖房器具のまわりに燃えやすいものが放置されていたり、ライターなどの燃焼器具が無造作に置かれていたりしませんか? 子供が周囲で遊んでいるうちにタオルや紙片などがストーブの上に落ちたり、また落ちていたライターなどで軽い気持ちで遊んでいたりするうちに引火して、あっという間に周囲に燃え広がり、火事になってしまう事件が例年発生しています。火の危険性、火事の怖さについて、子供にしっかりと話をしましょう。
冬休みはクリスマスやお正月といった楽しい行事もあります。また、家族で帰省や旅行に出かけるご家庭も多いことでしょう。親子とのコミュニケーションがグッと深まる時期ですね。この機会を利用して、ゆっくりと防犯や安全について話し合ってみてはいかがでしょうか?
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