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防災について考えよう - ニューヨークの災害対策(後編) -

セコムの舟生です。

大人の注意ポイント前回の「防災について考えよう - ニューヨークの災害対策<前編> -」に引き続き、セコムIS研究所の甘利康文氏にニューヨークの災害対策についてレポートしてもらいます。

* * * * * * *

みなさん、こんにちは。
セコムの甘利です。

前回は、家庭での災害に対する備えについてお伝えしました。今回は、街中で災害に遭ってしまった場合の対処法について、ニューヨーク緊急管理局(OEM)が発行する『家庭の緊急事態に備えるためのガイドブック(RNY)』を参考にしながら、ニューヨーク市のケースをお伝えしていきたいと思います。

もちろん、日本でも応用できますし、何事も備えておくことが肝心です。

火災が発生した場合

・火災警報器が鳴ったら、まず落ち着くこと。火を自分で消そうとしない。
・衣類に火がついた場合、まずはその場で床に横たわり、体を何度も回転させ消火。
・高層ビルの火災では、火災が同じ階、または火災現場のすぐ上の階にいる場合は緊急避難。それ以外の階にいる場合はその場で待機して、指示を待つ。
・防火建築でない家や居住ビルの火災では、できるだけ早く避難。
・安全な場所から通報をする。※日本では119番です。
 
さらに、火災発生時の避難方法について、より具体的なアドバイスが盛り込まれています。

・ドアを開ける前に手の甲でドアを触ってみて、熱かったら他の出口を探す。
・煙や熱は上昇するので、できるだけ低姿勢を維持して移動。
・通ったドアは、すべて閉めて避難する。
・エレベーターは使わない。

何らかの理由で外に出られない場合は、

・窓のそばの、床に近い位置にいる。
・煙の侵入を防ぐため、タオルなどで隙間をふさぐ。
・可能なら、窓から衣類やシーツなどで助けを求める。

日本で火災に遭った場合にも役立ちそうな知識ですね。そのほか、日本では、濡れたタオルやハンカチで口を覆い、煙を吸わないようにするなどの指導がされています。


地下鉄での緊急対応について

2003年2月18日、韓国の地下鉄で火災が発生。300人を超える死傷者を出しました。原因は、列車内での放火。この事件がきっかけとなり、日本でも、地下鉄利用時の危険性がクローズアップされ、災害時における地下鉄での緊急対応や安全対策について検討されるようになりました。

ニューヨークでは地下鉄での緊急対応について、次のように指導しています。

・できるだけ落ち着いて、アナウンスによる指示を静かに待つ。
・指示がないのに車両から出ない。地下鉄内では車両が最も安全です。
・地下鉄線路内には指示がない限り、危険なので絶対に飛び出さない。

日本の地下鉄での緊急対応については、まずは落ち着いてパニックを起こさないことです。地下鉄の駅員・乗務員は、緊急時におけるマニュアルに基づき、乗客を誘導・避難させるといった避難訓練などを受けています。ですから、駅員の指示に従って落ち着いて避難するのが、最も安全な避難方法でしょう。車両内で火災を発見したら、初期の段階の火災なら、備え付けられている消化器で消火。地下鉄の火災では、とくに初期消火が重要とされています。

迷路のような地下鉄の構内。日頃から地下鉄駅構内の避難経路など案内図を確認して、いざというときに、どこから逃げられるかをチェックしておくことも大切でしょう。

災害は、いつ、どんな場所で起こるかわかりません。“もしも”の時に備えて、避難経路や消化器の位置について確認をする習慣をつけるなど、日頃から防災について関心を持つように心掛けましょう。その心構えが、いざというときに自分や家族の命を守ることにつながるのです。


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