天災に備えて、親子で話し合おう
セコムの舟生です。
9月10月といえば、日本では台風シーズンですね。今回は以前、セコムIS研究所の甘利氏がご紹介した「『READY NEW YORK』~家族で緊急事態に備えるためのガイド~」から、天災に関する情報をお届けします。
この「『READY NEW YORK』~家族で緊急事態に備えるためのガイド~」は、ニューヨーク市の災害対策など、緊急事態の対応を担当している緊急管理局(OEM:Office of Emergency Management)が、市民に向けて緊急事態への「対応準備」を具体的に呼びかけるためプログラムです。あくまでもニューヨーク市民に向けられたコンテンツではありますが、日本人も参考にすべき点が多々あります。
それでは、今回も甘利氏から紹介してもらいましょう。
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みなさん、こんにちは。セコムの甘利です。
こうして、みなさんに「『READY NEW YORK』~家族で緊急事態に備えるためのガイド~」をご紹介するのも、今回で3回目。今回は、天災とその備えについてレポートしたいと思います。
◆雷が来たら―
まずは、雷が鳴ったときの対処法からご紹介しましょう。「『READY NEW YORK』~家族で緊急事態に備えるためのガイド~」では、金属や電気機器、電話、バスタブ、水道の蛇口、流し台などを扱わないよう、呼びかけています。
雷による電気は、金属線やパイプを伝わってくる可能性もなくはないため、家の中にいても、注意が必要だと言えます。雷による被害は、直撃するものに限らず、雷に誘発されておこる電気(誘導雷)によるものもありますので注意してください。
外出中に激しい雷雨に遭ったら、屋内に避難しましょう。木の下は、落雷の可能性があるので危険です。
車の中は、安全なのですが、雷雨のなか、走行するのは危険があるので注意しましょう。視界も悪く、信号が停電する恐れもあるので、安全なところに駐車し、雷雨が過ぎるのを車中で待つことをおすすめします。
電気製品は落雷によって被害が出る可能性があります。たとえば電話、FAX、パソコン、テレビ、エアコンなど。なかでも、パソコンは耐電圧が低いので、落雷すると壊れてしまう場合があります。電気製品は、雷がなったら、コンセントから電源を抜くクセをつけましょう。ちなみに、メインスイッチを切っても、効果はあまり期待できないそうです。雷によって壊れた電気製品はメーカー保証の範囲から外れるのが普通です。電気製品が雷で壊れた場合、家財の火災保険が使えることが多いので覚えておくと良いでしょう。
◆竜巻が発生したら―
今年の9月17日に台風13号が日本に上陸した際、竜巻が発生し、多くの被害をもたらしました。竜巻の被害としては、国内で最大級の被害規模です。日本でも、竜巻の被害は毎年10件前後発生しています。
もし、竜巻が発生したら、地下室または家のなかで最も低い位置にある場所に避難しましょう。その際、窓のない場所を選ぶのがポイントです。もし、避難する場所が見つからない場合は、溝のような場所などに隠れるといいそうです。
◆台風が来たら―
アメリカでは、台風ではなくハリケーンですね。台風のときには激しい嵐や防風雨をしのぐことが、まずは一番大事です。
・窓に雨戸がある場合は下ろす。板を打ち付ける
・屋外の物置やゴミなどは、固定をするか屋内にしまう
・極度の暴風雨の場合は、電化製品が破損しないように電源やガスの元栓を閉める
・“外出中に飛来物に当たる”“現場を見に行って被害に遭う”“建物の修理中にケガをする”といったケースが多いので、台風接近時は、外出を極力控えることが大切
天災が起こった場合、正確な情報を収集することが重要です。正確な情報をテレビやラジオなどから最新の情報を入手しましょう。停電した場合を考えて、電池などで動くポータブル・ラジオなどを用意しておくことも大切です。
台風が発生したら、早めに準備を整えることが肝心。いつでも避難ができるように、季候に合わせてGO BAG(非常用持ち出し袋)などを、準備しておきましょう。
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