住宅侵入の被害から子供を守るためのチェックポイント
セコムの舟生です。
今年も早いもので12月。残すところあとひと月となりました。大掃除や年越しの準備など、年末に向けて何かと気ぜわしくなりますね。こんなバタバタと慌ただしい時期は、空き巣などの事件も多くなります。お子さんも小学生になると、ひとりでお留守番をする機会も増えますね。今回は、住宅侵入の被害から子供を守るためのチェックポイントをご紹介します。
□ ゴミ出しのとき、鍵をかけていますか
みなさんはゴミ出しなど、ちょっと近所へ出るというときに、きちんと戸締まりをしていますか?
泥棒は、空き巣に入る前にまず下見を行って、侵入しやすい家を物色します。そして非常に短時間で犯行を終えて逃走します。すぐに戻るつもりで家を出ても、途中で近所の方と会って何となく立ち話を始め、気がつけば、ついつい長話…そういった経験は、どなたにでもあるでしょう?
「ゴミ出しに行って来るから、ちょっとだけお留守番していてね!」と、小さなお子さんを残して外に出かけ、そのわずかな時間の間に、もし泥棒が自宅に侵入したら…家の中にいた子供と鉢合わせし、子供に危害が加えられるかもしれません。
ゴミ出しなど、ちょっとした外出でも、必ず鍵をかけるよう心がけましょう。
□ 泥棒は侵入前に留守を確認します
留守であるかどうか、入りやすく逃げやすいかどうかなど、泥棒は必ず下見をしてから侵入を試みます。留守かどうかの確認方法で、最も多いのはインターホンを押してみる方法。押したのにだれも出なければ留守と判断されてしまうこともあり、犯人が侵入してくるかもしれません。
留守番をしているときにだれかが訪ねて来た場合、どのように対応すればよいのか、子供にしっかりと教えておくことが大切です。
まず、絶対にドアを開けないことを約束させましょう。
インターホンで「大人の人はいますか?」とたずねてくることもあります。このとき「大人の人はいません」と答えるとひとりで留守番をしていると知られてしまうので危険です。お子さんの年齢や理解レベルにもよりますが、「お母さんは、今手が離せないので、また後で来てほしいそうです」などと教えられれば、“もしかしたら、家に大人がいるかもしれない”と警戒させることができます。ただし、お子さんが小さくてそのように教えるのが難しい場合は、「インターホンには出ない」と約束させておく方がよいでしょう。
また留守番をしていて困ったことがあったら、○○のおばさんに電話をしなさいと具体的にどう対処したらいいのかを教えるとともに、あらかじめご近所に協力をお願いしておきましょう。もちろん普段からご近所とコミュニケーションを取り、信頼関係を築いておくことも大切です。
最近では、管理人さんに直接、インターホンで連絡ができるマンションも増えてきましたので、管理人さんに様子を見に来てもらうのもいいでしょう。
もうひとつ、普段から注意しておくべきことがあります。それは表札に家族全員の名前を記さないということ。表札に家族全員の名前を表示するのは、泥棒に家族構成などを知られてしまい危険です。
お子さんが対応した時に犯人が「○○ちゃんでしょ?」と、名前を読んで子供を油断をさせるかもしれません。玄関まわりに子供の自転車やオモチャが置いてある場合、それらの物から、子供の名前をチェックするかもしれません。子供の情報は、不用意に他人に知られないようにするほうが安全です。持ち物に名前を書く場合も、外から見える部分には名前ではなく、マークなどで自分の持ち物だとわかるようにしてあげましょう。
□ 宅配便業者を装った犯罪者もいます
日頃から注意をしているご家庭でも、宅配便などの場合、簡単にドアを開けてしまうケースが多いようですが、宅配業者を装っての押し込み強盗事件も発生しています。お子さんがひとりで留守番している場合は、ドアを開けさせないようにしましょう。玄関前に置いていってもらう、ご近所や管理人さんに預かってもらうなどの方法をとりましょう。マンションに宅配ボックスがある場合、それを利用するのも手です。
□ 日頃からの防犯対策が重要
家宅侵入の被害に合わないためには、日頃からの対策が大変重要です。“セコムとチェック!あなたの家の防犯診断”では、泥棒の視点であなたの家をチェックできます。ストーリー形式で、わかりやすく自宅の防犯が確認できますので、ぜひ、親子でご自宅の防犯対策についてチェックをしてはいかがでしょうか?
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