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犯罪から子供を守る社会の取り組み

セコムの舟生です。

大人の注意ポイントこれまでにご紹介した横矢真理さんとの対談や、「“子供の防犯”を考える座談会」でも話題になりましたが、子供の防犯に対する社会の意識は、本当に高まってきています。警視庁が「防犯ボランティア団体数」の統計を発表しているので、ここでご紹介します。

警視庁が把握している防犯ボランティア団体の数は、昨年末の時点で19,000団体を超えています。一昨年の年末と比べると、およそ2.4倍です。そのうち子供の保護者によって結成された団体を見ると、一昨年から約4.2倍に急増し、2,700団体を超えています。

実際、みなさんからいただいた“声”にも、地域の取り組みに関するご意見が、多数寄せられています。

それだけ関心が高まっているということだと思うのですが、背景に子供たちが被害に遭う事件の増加があると思うと悲しくなります。

でも、悲しんでばかりもいられません! 子供を守るのは、私たち大人の役目なのです。

それでは、実際にどのような取り組みがされているのかご紹介しましょう。先ほどの警視庁発表の統計では、代表的な活動内容として“徒歩による防犯パトロール”や“通学路における子供の保護・誘導”があげられていました。

たとえば静岡県浜松市の小学校では、有志を募って「防犯パトロール隊」を結成していますし、神奈川県横浜市の商店街では、小学校と連携しながら子供たちを守る活動をおこなっています。
また熊本県では、老人クラブと県や県警などが協力して、子供の防犯に取り組むといった報道もありました。

「わんわんパトロール隊」という活動も全国に広がっていますし、ほかにも、本当にたくさんの取り組みや活動がおこなわれていて、ここでは紹介しきれないくらいです。もしかしたら、あなたの地域でも、すでに何かの取り組みがされているかもしれませんね。
こういった小学校や地域の取り組みは、本当に素晴らしいことだと思います。

地域で子供を守っていくという活動は、地道なものです。しかし、コツコツと活動していけば、いつか安全な社会が実現するのではないでしょうか? 私はそう信じています。

次回は、地域の自警団として活動をおこなっている「明大前ピースメーカーズ」の吉川英治さんにお話を伺いましたので、そのときの模様をご紹介します。
地域の取り組みに関するたくさんの興味深いお話が聞けたので、私も早くお伝えしたい気持ちで一杯です。それでは次回のレポートをお楽しみに!


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